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ミニッシュとは?一般矯正との違いや値段、デメリットも解説

ミニッシュとは?一般矯正との違いや値段、デメリットも解説

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短期間で芸能人のような美しい歯並びを手に入れられると話題のミニッシュ。

従来のワイヤー矯正やマウスピース矯正とは異なり、歯をほとんど削らずに、セラミックの薄いシェルを装着することで理想の歯並びや白さを実現できる審美治療です。

本記事では、ミニッシュの治療方法や値段、メリット・デメリットを解説します。

また、治療前に確認すべきポイントと、治療後に気をつけることも紹介するので、ぜひ参考にしてください。


ミニッシュとは?

ミニッシュは、歯をほとんど削らずに薄いセラミックを貼り付けることで、短期間で美しい歯並びや理想的な歯の色・形を実現する審美歯科治療です。

韓国で開発され、芸能人やインフルエンサーを中心に広まったこの技術は、日本でも注目を集めています。

従来のラミネートベニアよりも削る量が少なく、歯へのダメージを抑えられるのが大きな特徴です。

また、部分矯正やホワイトニングでは改善が難しい歯の形や色ムラも、ミニッシュでは自然で美しい仕上がりが期待できます。


ミニッシュと一般的な歯列矯正との違い

一般的なワイヤー矯正やマウスピース矯正は、歯を物理的に動かして歯並びを整える治療法です。

一方ミニッシュは、歯を削らずにセラミックを貼ることで「見た目を整える」審美治療であり、歯並びそのものの位置を動かすわけではありません。

そのため、歯並びのズレが軽度で、見た目の美しさを重視する人に向いています。矯正に比べて短期間で効果が出る点や、治療中に器具を装着しない点も大きな違いです。


ミニッシュの治療の流れ

一般的に、ミニッシュの治療は以下の流れで行います。

  1. カウンセリング
  2. 事前治療の確認
  3. 歯型の採取とシミュレーション
  4. 歯の表面の調整
  5. セラミックの装着

患者さまの希望や口内の状態を確認後、虫歯や歯周病がある場合は、治療が必要です。

問題がなければ歯型を取り、理想の歯並びや色をシミュレーションしてセラミックをデザインします。

歯の表面を最小限だけ整え、セラミックを装着し治療は早ければ1〜2ヶ月で完了します。


ミニッシュの値段・料金相場

ミニッシュは保険適用外の自由診療となり、1本あたり10万円〜20万円が相場とされています。

前歯6本のみの部分治療なら60万円〜120万円程度、上下12〜20本をフルで施術する場合は100万円〜300万円前後が目安になるでしょう。

クリニックによって価格設定が異なるため、事前にカウンセリングで見積もりを確認することが大切です。

また料金だけでなく、技術力や症例実績も比較して選ぶことをおすすめします。


ミニッシュのメリット

ミニッシュは、従来の矯正治療やラミネートベニアとは異なります。

歯へのダメージを最小限に抑えながら、美しい歯並びと自然な白さを短期間で実現できるのが最大の魅力です。

ここからは、ミニッシュが選ばれる4つのメリットを詳しく紹介します。

短期間で歯並び・色・形を整えられる

ミニッシュは、通常の矯正治療のように1〜2年かけることなく、最短1〜2ヶ月で歯並びや歯の色、形を理想に近づけることができます。

結婚式や撮影など、大事なイベントに合わせて歯を綺麗にしたい人にもおすすめです。

ほとんど歯を削らずに治療できる

従来のラミネートベニアでは歯を大きく削る必要がありましたが、ミニッシュは歯の表面をわずかに整える程度で済むため、歯へのダメージが最小限に抑えられます。

将来的に歯の健康を維持しやすい点も大きなメリットだと言えるでしょう。

矯正器具が不要で目立たない

ミニッシュは矯正器具などの装置が必要ないため、目立たないのも大きなメリットです。

ワイヤー矯正やマウスピース矯正とは異なり、ミニッシュは治療中に器具を装着する必要がありません。

さらに治療後も装置が付くことはなく、自然な仕上がりが得られるため、周囲に気づかれずに美しい歯を手に入れることができます。

セラミック素材で自然な白さを再現できる

ミニッシュで使用するセラミックは、天然歯に近い質感と透明感があり、人工的な「いかにも治療した歯」という印象を与えません。

色ムラや黄ばみもカバーできるため、ホワイトニングだけでは満足できない人にもおすすめです。


ミニッシュのデメリット・リスク

短期間で美しい歯並びと白さを手に入れられるミニッシュですが、すべての人に適しているわけではありません。

治療を検討する際には、メリットだけでなくデメリットやリスクについてもしっかり理解しておく必要があります。

ここからは、ミニッシュの代表的なデメリットを紹介します。

大きな歯並びのズレには適用できない

ミニッシュは歯の形状や軽度の歯並びのズレを整えることはできますが、骨格レベルでの大きな歯列不正には対応できません。

重度の出っ歯や叢生(歯が重なり合っている状態)の場合は、通常の矯正治療が必要になります。

虫歯・歯周病がある場合は事前治療が必要

セラミックを貼り付ける前に、虫歯や歯周病があると治療が行えません。

歯の健康状態が悪いと、ミニッシュ後にトラブルが発生するリスクが高まります。

そのため、事前の検査と必要な治療をしっかり行うことが大切です。

セラミックが欠けることがある

ミニッシュで使用するセラミックは硬い素材ですが、強い衝撃が加わると欠けたり割れたりする可能性があります。

食事や歯ぎしりの際には注意が必要で、欠けた場合は修復または再作製が必要になります。

歯ぎしり・食いしばりが強い人には向いていない

歯ぎしりや強い食いしばりの癖がある人は、ミニッシュ後のセラミックに過度な負荷がかかり、破損リスクが高くなります。

ナイトガード(マウスピース)を併用することでリスク軽減は可能ですが、歯ぎしりや食いしばりの根本的な改善が必要です。

保険適用外のため費用が高額になる

ミニッシュは自費診療となるため、ホワイトニングなどと比較すると費用負担が大きくなります。

特に上下全ての歯を施術する場合は数百万円単位になるため、事前に予算をしっかり検討する必要があるでしょう。


ミニッシュ治療前にチェックすべきポイント

ミニッシュを受ける前には、自身の歯の状態をしっかり確認することが重要です。

虫歯や歯周病がないか、噛み合わせに問題がないかを歯科医師に診断してもらいましょう。

また、歯ぎしりや食いしばりが強い場合は、ナイトガードの併用が必要になることもあります。

さらに、ミニッシュは永久的なものではなく、10〜15年後に再治療が必要になる可能性があるかもしれません。

そのため、長期的なメンテナンス計画も考慮しておくと安心です。


ミニッシュ治療後に気をつけること

ミニッシュの治療が完了したら、以下のことに気をつけましょう。

・硬いものを前歯で噛まない

・歯ぎしり・食いしばりがある場合はナイトガードを使う

・3〜6ヶ月ごとに歯科検診・クリーニングを受ける

・低研磨性の歯磨き粉を使う

・フロスや歯間ブラシで丁寧に歯間ケアをする

ミニッシュは耐久性に優れたセラミック素材を使った治療ですが、日常のちょっとした習慣が長持ちさせるためのカギとなります。

特に硬いものを前歯で噛み切る行為は、セラミックに過度な負荷がかかるため避けることが大切です。

また歯ぎしりや食いしばりが強い方は、ナイトガード(マウスピース)を活用し、歯にかかる力を軽減させましょう。

加えて、3〜6ヶ月ごとの定期検診を受け、クリーニングとセラミック接着部分のチェックを行うことが、トラブルの予防につながります。

セルフケアにおいては低研磨性の歯磨き粉を使い、力を入れすぎないように優しく磨くことが大切です。


まとめ

ミニッシュは短期間で歯並びや色・形を整えられ、ほとんど歯を削らず自然な白さを再現できる審美治療です。

矯正器具が不要で目立ちにくい点も大きな魅力ですが、大きな歯並びのズレには適さないことや、費用が高額になるデメリットもあります。

治療後は硬いものを避け、歯ぎしり対策や定期検診をしっかり行うことが大切です。

自分に合った治療かどうかをよく理解し、納得したうえで選ぶことをおすすめします。

気になる方は、まずは歯科医院でカウンセリングを受けてみてください。

専門的な診断を受けることで、ご自身に合った最適な治療法が見えてきます。

納得のいく笑顔づくりの第一歩を、ぜひ踏み出してみましょう。

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