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歯科医師おすすめ市販歯磨き粉ベスト5!

歯科医師おすすめ市販歯磨き粉ベスト5!

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~フッ素濃度・効果別に選ぶ賢いセルフケア~

「どの歯磨き粉がいいのか分からない」「歯科医院で売っているものは高そう…」そんな声をよく聞きます。実は市販でも、歯科医師が推奨する優秀な歯磨き粉はたくさんあります。今回は、虫歯予防・知覚過敏・ホワイトニングなど、目的別に選べる“歯科医師もおすすめする市販歯磨き粉”を5つ厳選し、特徴とおすすめポイントを徹底比較します。


歯磨き粉選びで大切な4つの基準

歯科医師が歯磨き粉を選ぶ際、主に以下の基準で評価しています。

基準解説
フッ素濃度虫歯予防の鍵。日本の上限は1,500ppm(2023年改訂)
研磨剤の強さ歯や歯ぐきへの負担。ホワイトニング用は要注意
発泡剤の有無泡立ちすぎると磨き残しに気づきにくい
有効成分の種類知覚過敏、歯周病、ステイン除去など目的別に重要

厚生労働省の推奨では、高濃度フッ素(1,450ppm)入りの歯磨き粉を1日2回以上使用し、すすぎすぎないことが推奨されています。


歯科医師おすすめ!市販歯磨き粉ベスト5

ここからは、ドラッグストアやAmazonなどで購入できる市販歯磨き粉の中で、特に評価の高い5商品を紹介します。


1. クリニカ アドバンテージ NEXT STAGE(ライオン)

【ジャンル】虫歯予防・初期むし歯ケア
【フッ素濃度】1,450ppm(高濃度)
【特徴】

  • 独自成分「LSS」で歯周病菌を殺菌

  • 高濃度フッ素で再石灰化を促進

  • 泡立ち控えめで丁寧に磨ける

おすすめポイント
 初期虫歯(脱灰)からの再石灰化を狙う人に最適。市販品の中でも成分設計が臨床的に理にかなっており、歯科医院でも勧められることが多い商品です。


2. システマ センシティブ(ライオン)

【ジャンル】知覚過敏対策
【フッ素濃度】1,450ppm
【特徴】

  • 硝酸カリウム+乳酸アルミニウムでしみる痛みにWアプローチ

  • 研磨剤無配合で優しい

  • 歯周病・虫歯にも対応する成分設計

おすすめポイント
 冷たいものがしみる方にとって即効性と持続性を両立できる歯磨き粉。症状の軽減が数日~1週間で感じられることもあり、歯科医院での処方レベルに近い効果が期待できます。


3. アパガード プレミオ(サンギ)

【ジャンル】ホワイトニング(美白)
【フッ素濃度】950ppm(やや低め)
【特徴】

  • 薬用ハイドロキシアパタイト配合(再石灰化・ミネラル補給)

  • 着色汚れを吸着・除去

  • 歯のツヤ感がアップしやすい

おすすめポイント
 エナメル質を補修して滑らかに整える作用があり、「つるっとした仕上がり」が好評。タバコのヤニやお茶のステインが気になる人におすすめ。


4. ブラッシー 口臭ケア歯磨きジェル(第一三共ヘルスケア)

【ジャンル】口臭・歯周病対策
【フッ素濃度】1,450ppm
【特徴】

  • CPC(殺菌成分)+GK2(消炎成分)配合

  • 粘度の高いジェルで口腔内に留まりやすい

  • 発泡剤控えめでゆっくり磨ける

おすすめポイント
 朝起きたときの口臭やネバつきが気になる人に。歯科医院の衛生士がメインテナンス後にすすめることも多く、歯周病ケア初心者にぴったり。


5. チェックアップ スタンダード(ライオン歯科材)

【ジャンル】総合ケア(特に虫歯予防)
【フッ素濃度】1,450ppm
【特徴】

  • 歯科専売品だが一部通販・ドラッグストアでも購入可能

  • 泡立ち控えめ・低研磨で長時間ブラッシング向き

  • フッ素が長時間残る処方設計

おすすめポイント
 フッ素の滞留性が高く、日常的に使いやすい仕様。特に小学生以上の子どもや家族全員の虫歯予防に使える「万能タイプ」としてプロも愛用。


成分・用途別 比較表

商品名フッ素濃度目的特徴
クリニカ NEXT STAGE1,450ppm虫歯予防初期虫歯対応、殺菌・再石灰化
システマ センシティブ1,450ppm知覚過敏W成分で痛み軽減、無研磨
アパガード プレミオ950ppmホワイトニングハイドロキシアパタイト配合
ブラッシー ジェル1,450ppm口臭・歯周病高粘度・殺菌・消炎成分入り
チェックアップ1,450ppm虫歯予防フッ素滞留性が高い

歯科医師からのアドバイス:選ぶコツと注意点

  • 目的を明確に:虫歯予防、知覚過敏、ホワイトニング、口臭ケアなど何を重視するかで選びましょう。

  • フッ素濃度は1,450ppmを基準に:6歳以上であれば高濃度フッ素入りが望ましい(6歳未満は低濃度を選ぶ)。

  • すすぎは1回にとどめる:せっかくの有効成分を流しすぎないためのコツです。


まとめ:ドラッグストアでも「歯科レベル」のセルフケアが可能

今回ご紹介した市販歯磨き粉は、歯科医師も実際に推奨している「プロ品質に近いセルフケア用品」です。価格は500円〜1,200円程度で手に入り、毎日のケアで健康な歯を守るための大きな武器になります。

「なんとなく選ぶ」のではなく、目的や成分に注目して選ぶことで、結果が大きく変わります。気になるお悩みに合わせて、ぜひ一度“自分に合った1本”を探してみてください。歯は一生ものの資産。今日からのケアが未来の笑顔をつくります。

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